S500オーナーの義弟が体調を悪くし、入院を強いられました。
アベノミクスも中小企業にはメリットが薄いというより、デメリットのようで、義弟は会社を整理し、S500も処分してしまったことを伝えてきました。
業務が縮小していることは知っていましたが、廃業とS500のことは、事前に相談が無かったので私には寝耳に水でした。
もう身近に、かつ気軽に触れるS500も無くなってしまい寂しい思いでいます。この数年、S500は車齢もあって、バスタブカーブの摩耗期に突入し、
次々とトラブルを起こしていましたが、電気系は自前で修理しようと、義弟と私で頑張ったことで、成功し、大きな達成感になっていました。
エンジンやETAのハーネスを自作して、エンジン不調が治ったときは義弟とビールで祝杯を挙げて喜びました。ABSユニットに入り込んでしまった
空気を除去するために、10個のソレノイドバルブをタイミングをずらしながら駆動し、ポンプモーターを回す自作装置は、それまで、どうやっても完治
しなかったブレーキの甘さを完璧に解消してくれ、義弟は大喜びでした。でも今となってはもう、全て昔のことになってしまいました。
私自身も歳で体のあちこちにガタが出てきており、先日の人間ドックでは、胃癌の疑いが出てきて、精密検査を受けなければならない状況にあります。
私もまたバスタブカーブの右端に近づきつつあることを自覚せざるを得なくなっています。
このような次第で、今後、アクティビティーが低下するのは必至ですし、身近に触れるS500も無くなってしまったので、私からのトラブル対処の報告は
出しようが無くなってしまいました。完全にこのサイトからお別れする訳ではありませんが、けじめとして、挨拶をすべきと思い投稿させてもらう次第です。
皆様がW140を末永く愛用されることを願っています。
Yamae