ダイレクトイグニッションコイル死亡?

困ったこと、トラブルなどに関する話題を扱います。
shin

ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by shin » 2018/05/16, 20:57

こんばんは。


今日の夜、帰宅ようとエンジンを掛け、
たばこを吸ってさて出発と思った瞬間、
エンジンがブルブルと震え出しました。

えっ、なんで?と思いながら無い頭を巡らせてみました。


プラグ?
いやいやまだ昨年変えたばかり。イリジウムで10年10万kmと言われているものなので
これが悪くなるとは思えない。

プラグコード?
間もなく10万kmになろうとしているので、その可能性はあるな、と思った。

ダイレクトイグニッション
こいつだと2発死ぬんだけど、2発死んだらこんな振動なのかなぁ。


家に帰ってきて弟と話してみた。

私:1発か2発死んでいると思うんだけど。
弟:6発だから1発死んだぐらいではさほど振動はしないと思う。
私:結構揺れてるし、走っているときなんかエンジンブレーキがかかっているような感覚になる
弟:2発ご臨終でしょう。


と言うことで真っ先に疑わしいのはダイレクトイグニッションコイルかなと思っております。

手持ちがないため、これから物色してみます。


あーあ・・・

ダイレクトイグニッションコイル交換時、初代の時にCAPTENさんからいただいた
プラグコードに交換するとしよう、そう思ったこの頃でした。

Yamae
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登録日時: 2016/05/20, 22:56
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Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by Yamae » 2018/05/17, 20:45

shinさん、それは大変ですね。
でも、ダイレクトイグニッションコイルは簡単に確認できますよ。
12mmの放電ギャップかそれに準ずるものを用意して、それをコイルの出力間に接続して、エンジンを始動して、火花がちゃんとギャップ間を飛ぶかどうかで分かります。
このとき、エンジンは4気筒で回るので、振動があります。
ダイレクトイグニッションコイルの駆動回路であるイグナイターが故障の場合もあり、その切り分けは、ダイレクトイグニッションコイルを隣と入れ替えて調べます。
イグナイターはECM(ECU)の中にありますが、多くの場合、パワートランジスタの故障で、他の系とテスターで比較しても分かったりします。
もし、パワートランジスタが駄目となると、厄介ですけどね。
尚、12mmの訳は1気圧前後の大気圧で調べるからです。

Yamae
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Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by Yamae » 2018/05/17, 22:43

関係する97 S320のイグニッション系の結線図を添付しておきます。
添付ファイル
Ignition circuit for 97 S320.jpg

shin

Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by shin » 2018/05/17, 22:45

Yamaeさん



こんばんは。

いつも色々とお教え下さり、また回路図まで探して下さり
ありがとうございます。


実は今日の昼間にイグニッションコイルを注文しました。

と言うのは、1個ずつ交換していけばどこが悪いのかわかるかなと、
とっても原始的なやり方を考えておりました。


そっか、イグナイターの可能性もありますよね。

今回イグニッションコイル以外ですと、エンジンハーネスの可能性もあり
ハーネスだったら嫌だなぁと思っておりました。
シュテルンは一度交換されているようですので当面は大丈夫と言っていたのですが・・・

イグナイターは考えていませんでした。
それもECU内蔵なんて・・・
それだけはやめてーーーーーー!

Yamae
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Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by Yamae » 2018/05/18, 00:53

shinさん、どういたしまして。
私はメカはさっぱり駄目ですが、エレキはプロの皆さんからに助けを求められることが増え、結構忙しい日もあったりします。老人のボケ防止には、それも良いかと、私はせっせと走り回っています。

電気・電子系の故障はディーラーさんもアセンブリー交換しか手がないようですが、コンポーネントレベルの修理ができれば、極めて安価に直せてしまうものです。
先月、25年前のセリカGTのタコメーターが壊れて、新品も中古も部品入手できずで、近所のショップの社長がSOSを私に送ってきましたが、オシロスコープと電力会社の60Hzを使って修理と確認をしましたが、部品代は100円以下で直せました。詳細は海外の昔の仲間向けに書いているここにあります。
https://blogs.yahoo.co.jp/mae_yas/15683012.html

もし、ECM内のイグナイターが悪い場合でも、大抵はパワートランジスタの劣化なので、国産の代用品で直せるかと思いますが、問題はそれの入手性ですね。

shin

Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by shin » 2018/05/18, 10:28

Yamaeさん


こんにちは。

イグナイターをECUになんか入れずに別にしてよ~
単品交換できないじゃん、と思いながらV8用イグナイターの価格を見てビックリ!
50万円オーバーって・・・

ECU不良となったら・・・
お助けください(>_<)

またあのコンピュータの入っている箱を開けるのか、と思うと
2代目の悪夢が蘇ってきます。
あそこを開くのは、そしてモジュールを触るのはイヤだなぁ、と
拒否反応です。
でも、やらなければならないときは頑張らなきゃです。


イグニッションコイルでありますように。。。

Yamae
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Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by Yamae » 2018/05/18, 12:53

shinさん、お節介でしょうが、火花が飛ばないという故障は、ドツボに嵌ることもあるので、注意が必用です。

一つ、近在のショップで起きた電気に疎いメカニックさんの失敗例を紹介しておきます。
S320ではなく、4気筒の国産車でしたが、2気筒に火花が飛ばないという故障で、コイルの1次側がレイヤーショートしているのに、その確認をせず、
コイルを交換すれば直るはずと、中古品のコイルが店にあったこともあり、闇雲に交換しました。でも、直りませんでした。
レイヤーショートで過電流が流れ、イグナイターがすでに死んでしまっていたからです。
でも、その人はそれを見抜けず、中古のコイルが不良品だと勘違いし、もう1つあった中古品のコイルに交換しました。
しかし、結果はまた同じでした。イグナイターが死んでいては、コイルを交換しても直るはずはありません。
困ったことにそのメカニックさんは、イグナイターを疑わず、隣のコイルとオリジナルのコイルを入れ替えました。
その結果は当然ながら、4気筒とも点火せず、エンジンは始動しませんでした。
オリジナルのコイルがレイヤーショートしていては、過電流で隣のコイル用のイグナイターも殺してしまったからです。

このメカニックさんは、電気的に調べるということはせず、怪しいい部品は交換するという人であったため、
生きていたイグナイターも殺してしまうことになったのです。
店長さんが困って私は呼ばれたのですが、手遅れでした。結局、イグナイター2つとコイル1個の交換が必用でした。
不幸中の幸いは、時間的に短かったのか、隣とコイルと中古のコイルは死なずに済んだことでした。

shinさんはそういうドツボとは無縁であって下さい。上の失敗事例のようなことにならないように電気的に調べながら
トラブルシュートして下さい。事実は小説よりも奇なりであり、故障でもそれは常に言えます。

shin

Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by shin » 2018/05/18, 13:31

Yamaeさん


ありがとうございます!

これは危ないところでした^_^;


放電ギャップが用意できないとしまして、

1.エンジンOFF状態でイグニッションコイルへ入力される線にて
 短絡が無いかを確認する。
 (3回路とも)

2.イグニッションコイルを1個だけ外してエンジンON
 既に1個死んでいるとすれば、同じようにエンジンがかかれば
 外したものが不良。(イグナイター回路含め)
 外したものが正常であれば2発だけとなりますので、
 たぶんエンジンはかからない?
 これを繰り返せば最高3回でどれかが判明する。

3.不良と思われるイグニッションを交換し、
 エンジンをかけてみて普通にかかればOK。
 かからなければイグナイターの回路もしくは
 エンジンハーネスの不良。
 もっともエンジンハーネスの不良の場合は1の時に判明するかもしれません。


ここまで打ってふと思ったのですが、
イグニッションコイルの中身って単に巻き線なのでしょうか?
だったら一次側と二次側の抵抗値を測れば正常かどうか
わかりそうな気がするのですが・・・
ん、やっぱりダメか、漏電の可能性があるとすれば
メガーを当てる必要があるけど、高圧を発生させる二次側はいいとして
一次側はまずいんだろうなぁ・・・
すみません、たわごとでした。

Yamae
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登録日時: 2016/05/20, 22:56
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Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by Yamae » 2018/05/18, 21:03

点火コイル(イグニッションコイル)はトランスです。巻き数が少ない太い1次側巻線と巻き数が多く細い2次側巻線が、コア材に巻かれているだけの
単純な構造ですが、いろいろな技術がそこには詰まっています。

余談ですが、1次側はバッテリーからの12Vが加わる関係で、感電するような電圧ではないと言うメカニックさんがいますが、そういう人に私は敢えて、
1次側の2つの端子を指で触れてもらいます。
すると、「イテッとか、ウワッ」という悲鳴を発し、「何で、感電するんだ。」
と驚きます。Ldi/dtの逆起電力を理解しないメカニックさんにはそうやって体で理論を憶えてもらっています。死なれると困るので、必ず、人差し指と
中指の2本で触ってもらいますが、時間幅はマイクロ秒のオーダーですが、200Vを超える電圧が端子間に発生します。尚、指2本の訳は、電流を
その間だけで流して、心臓に流さないためです。

イグナイターは1次側に電流を流し始め、イグニッションタイミングに遮断することで、フライバック電圧を発生させるので、ここを
オシロスコープで観測するか、指で触っていて感電することで、1次系がちゃんと機能しているかどうか判断できます。
shinさん、急ぐなら、指で調べることで、トラブルシューティングが捗ります。でも死なないようにやって下さいね。

点火コイルは2次側の無負荷に対応できるよう、内部で放電させる内部放電ギャップがあったり、レイヤーショートや1次-2次間で放電しないように十分な絶縁材が
使われています。また温度上昇による膨張に対する策も打たれていますが、欧州のものは、湿気と耐久性に難があると私は経験から感じます。

尚、点火コイルは、一般のサーキットテスターでは良否判定できないことがよくあります。低い電圧では、レイヤーショートや1次-2次間の
絶縁レベルは調べらきれないからです。4万Vまで出せる高圧パルス試験機があると、良いのですけどね。

それで放電ギャップを使うと判定し易いという具合です。
shinさんの方法でも分かるでしょうが、しつこくやっていると、触媒を傷めるので、さっとやることです。

shin

Re: ダイレクトイグニッションコイル死亡?

投稿記事 by shin » 2018/05/18, 22:41

Yamaeさん


詳しく説明下さり、ありがとうございます。


逆起電力を使っていることも知りませんでした。

確かに瞬時に大きな電圧を出すにはON-OFFの切り替え時に起きる起電力は
瞬時に大きな電圧が出ますのでそれを利用していると言うことなんですね。
考えた人すごーい。


イグナイターに向いてのループ確認は手短にやることは了解なのですが、
手元にデジタルテスターしかありません。

アナログテスターであれば乾電池1個で与える電圧も1.5Vな訳ですが、
デジタルテスターは確か006Pだった気がします。
9Vを与えてもいいものなのか・・・

もちろんエンジンOFFの状態でまず線間の0V確認を行ってから抵抗値を測定するつもりですが、
触媒を痛めるという言葉でどれぐらいので夏をどの程度の長さまで印加しても大丈夫なのか
一抹の不安を感じます。

3回路測定して同じ値が出ることを確認するのですが、
1回路だけ異なった値が出れば交換するまでも無いわけで
まずこの測定が大切になってくると捉えています。


今日イグニッションコイルが届きました。
これで直ってくれることを祈るのみです。。。

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